作品について

なぜ和紙も自分で作っている?


まず、和紙を使う理由は、
和紙に絵をつけだしたことで
自分の創作の世界を表現するのに
向いていたこと
自分の中の持ち物が、自分以外の人にも
伝わるようになったことです。


こだわるというよりは魅かれていったという感じ!

和紙はすでに
何年も使って来ていたのですが、
ある時、高齢の職人さんから
引退すると知らせをいただき、
その時、結局、和紙って、人なんだなと気づいたのです。

*(紙すきの師 藤森 実氏と)

それがきっかけで和紙づくりの世界に入りました。
初めは仕事に使う自分の気に入った和紙を、
自分で作れるようにというのが目的でした。
しかし、
すぐに和紙の原料であるコウゾが
仕事場の周りに自生していることに気づき
原料の栽培から関わるようになったことから
季節の移り変わりに合わせた作業工程の中で、
四季に注目するようになりました。

そして四季を観察していくと、
地球の公転から宇宙の存在までたどり着き
そこへ関わり自分の時間を合わせることが
自分のやって来た表現と
重なり始めたことが、
自分の紙づくりの中での発見でした。

今では、
紙は自分の創作表現の画面の一部として制作しています。
なので、僕の作品によく有る余白の部分は
絵具などの色が付いてない
という部分ではなくて
その余白になる紙の部分を、
一枚の作品として僕が作っているということです。

全部自分で作ってるということを
よくいっていただけるのですが、
コウゾの栽培はできても、
コウゾという生まれた地球という環境に
元からあった備品の存在を作ることは、
つくづくできないと実感しています。

*(天に向かって伸びるコウゾ)

 

手すき和紙用具について

自分の紙専用の道具に行き着くまでに、
10年ほどかかってしまいました。
紙の用途は様々で、
その用途によって、途中の工程や原料の種類、
そして道具などが変わって来ます。
紙の使い手で有る自分の場合、
自分が使いたい理想的な紙を
逆算していくことで
どのような道具が必要になってくる
ということが導き出されて来ます。
そしてこの事を見つけるのに
ある程度の時間と経験がいりました。

*(用具製作:山本 忠義 氏)

 

 

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